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#43_6月6日_経営管理の専門家がいない

起きて、すぐ仕事場へ。めずらしくY氏が起きていた。午前中に会話をするのは今年初めてではないか。

ファンドの株式発行にかかる、株式割当の取締役会決議書類を作った。3ヶ月連続。完全なルーチンワークで、新しい発見は何もない。全てテンプレ利用でコトが終わる。

経営管理を手伝っている(経営管理を受託しているわけではない)会社から、株式譲渡の手続について質問を受け、答えた。

経営管理実務に直面したとき、これを自分んでやるかどうかの判断は、経営管理の世界で一生やっていくつもりか、または今1番稼げる活動がそれか、この2つによる。それ以外の気持ちでいるのならば、別の、その心意気でやっている専門家にやらせたほうが良い。専門外の人間による経営管理実務は、時間が浪費されかつ、内容の正確性の担保が難しい。当該企業の中期的なValuationでは、明らかにマイナスだ。事業それ自体に時間を振り分けたほうがいい。ベンチャー企業で、起業後しばらくは資金がないため外注することができず、従って専門外の経営陣が自分でそういった業務をやっているのをよく見るが、それは起業メンバー選定を失敗していると思う。それぞれが得意なことだけをカブりなくモレなく持ち寄って活動をするのが唯一の正解だ。

ところで、周囲を見渡してみると、経営管理実務を網羅的にこなせる人材が、全くいない。経済社会全体でも、一体どこにいるかわからない。ナガシマ事務所には、ほぼ毎週、仕事の依頼がくる。これ以上仕事をしたくないし、振り先もよくわからないので、全部断っている。唯一、なんとなく、それなりに、一応、ある程度、こなせるようになった部下も、仕事を自分で取り始めた瞬間に、どうみてもパンク状態だ。

日本に3万人の会計士、10万人の税理士がいるのだから、みんな少しは需給を考えて、業務領域を広げればいいのに。ちまちま税務申告だけで食ってる専門家ばかりだ。不可解。ひとごとだから、本当にどうでもいいけれど。

考え事をしていたら、一日が終わった。いつもの和食屋(@なかよし)で7種類ぐらいの小鉢、そしてとろろでご飯を食べた。隣のテーブルで、3人家族が節税について意気揚々と話し合っていた。聞くに堪えない程に醜かった。知識と品が圧倒的に不足している。

シャワーあがり、ベッドの上でこれを書いている。本を読んで、今日は終わるだろう。特に悪くはない日だった。