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#35_5月29日_専門家領域と経営領域

9時頃起床。とりあえず無調整豆乳にプロテインを入れて飲む。管理業務を提供しているクライアントI社のオフィスへ徒歩で向かう。途中、部下Y岡がおれを抜かしていく。Y岡もこの徒歩圏内に住んでいる。声を掛ける。ヤツは相変わらずの不必要なまでのリアクションで振り返る。おれが帽子を被っていたので気づかなかったらしい。おれを金髪認証しているのか。そういう人は多いような気がする。黒髪にした途端、各所で常連面できなくなるのは、少し不便だな。

I社では、月次で取締役会に参加している。近頃はY岡がそれなりに話せるようになったので、財務会計報告パートは殆ど任せている。税務や投資実務、法律そして経営に関することは、おれが話す。専門家領域(=財務・税務・投資実務・法律)と経営経営領域について。

おれは、公認会計士/税理士としてキャリアをスタートさせた。未だにやっている。従って、財務と税務の専門家だ。と同時に、多くの会社へ管理業務全般を提供してきたので、その専門家だ。また、自分で起業も8回しているので、起業プロセスと関連する経営上の問題の経験は経験がある。ただし、財務や税務と違って経営は抽象化して一般化して他所へあてはめられるような知識体系ではない。時代と場所と状況と事業内容によって個々の事案が違いすぎる。

専門家は、客観的な事実として選択肢と結論を伝えられる領域(=財務税務と管理業)と、自分の意見として伝えるべき起業プロセスと経営領域(=調達、事業計画、人事など)とを、徹底して区別するべきだ。事業活動の内容を決めて金を稼ぐのが経営で、それを世の中のルールに則って行うことで金稼ぎの効率と効果を最大限にすることが会計税務と管理だ。前者が後者をアサインする。後者は前者に影響を与えるべきではない。ここには、専門家としての自分を守る趣旨もあるし(専門家は正解率100%を前提だ)、「経営はあなた達でやるのだよ」という心情もある。自分が経営している事業で、外部の専門家にあれこれ言われる煩わしさも経験した。

結果、専門家や管理屋として入ってる事業で、経営に言及するときは、「客観的に00のように観察されます。で、おれだったらこうします。」としている。自分が経営者でないと、判断材料の前提条件の網羅性が怪しいので、前段でそれを再確認しつつ選択肢を羅列し、後段では自分の経験と好みに合わせて、ここは専門家の範疇外として回答していることを明示しながら、意見として、結論を延べる。

というか、そもそも、外部の人間に経営に関する意見を求めるという態度全般が、おれは嫌いだ。嫌いな理由を書こうとしたが、嫌いという人間には理由を明示する必要はないし、嫌いじゃないという人間は理由を読んだ所で理解ができないだろうから、やめておく。

今日は晴天、ベースターズが強く、ただただ快適だ。