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#33 法人税の申告書を手書きで作成する金髪の異常性について

法人の確定申告は、必要な知識量・作業量・専用ソフトウェアの観点から、なかなか煩雑なので、自分ではやらない。経営管理している会社は10社以上あるけれど、全て外部の税理士に任せている。期中の取引であったり、適用する税法であったりとかは、徹底して節税策を打ちまくるが、申告書の作成及びその提出・納税プロセスは、外注している。

法人の確定申告書の提出期限は、提出期限延長手続をしていない限り、期末日より2ヶ月だ。おれの個人会社の期末日は3月末なので、来週が確定申告書の提出期限だ。いつも通り外注してもよかったのだが、時間的余裕があって、報酬10万円をケチりたくなったので、自分でやることにした。

決算書作成の所まではMFクラウド会計でサクサクと仕上げた。そっから先、昔会計事務所で働いていた頃は、税務申告ソフトがあったので、それで作成していた。それらソフトは、一式揃えると10万ぐらいするので、わざわざ購入するのはなかなかにアホらしい。個人所得税と違って、国税がWEBアプリを用意してくれているわけでもない。探すと、フリーウェイ税務なるWEBアプリがあって、それを使い始めた。以下プロセスをサマリする。

1.作業を開始するが保存ができない。要件を見ると、Windows環境のIEでしか動かない、とのこと。は?

2.仕方なく個人所得税の申告書を提出する時にだけ使うWindows端末を引っ張りだし、IE上で作業を開始する。死にたい。

3.法人税事業税/都民税の申告書が連動していない。二度手間。

4.電子申告にしか対応していないことが発覚。その設定をやるのは超絶面倒。作成した申告書をプリントアウトしてもそれは建付的に必要要件を満たしていない。死にたい。

以上を踏まえて、手書き法人税事業/都民税の申告書を作成することにした。手書きで申告書を作るなんて会計士の修了考査以来な気がする。別表四の当期利益、税務ソフトで作る時には、一旦税引前のものを入れて、その後の税金計算結果に基づいて会計ソフト側に法人税等/未払法人税の仕訳を入れて、再計算された当期利益を別表四に上書きするってアプローチでやっていたが、それが封じられている。まぁ、特段難しい処理はないのでサクサクと作成することはできたけれど、こんなに大量の字を書くのは久々だった。途中、書き方でわからない所があって、軽く国税のHPを探してみたのだが、全くもって意味不明だった。逆にあそこまでわかりずらいHPを作ってわかりずらく説明をする脳の使い方が可能である、というのに驚く。

2016年にもなって、法人の確定申告を金をかけずにやるベストプラクティスが、手書きっていうのは、ただただ恐怖だ。郵送まで、合計3時間ぐらいで仕上がった。10万円浮いて、恐怖体験もできたから、まぁいいとしようかなぁ。