#28 のどかに仕事

Cacoo、というサービスを使って会計ソフトの基本要件を書いた。会計ソフトは、過去数年にわたり自分の手足のように使ってきた道具なので、画面のイメージや必要機能は当然に頭に入っている。参考となる会計ソフトもある。従ってそれを絵に描き起こすだけなのだが、精度に不安が残る。こうすればいい、という抽象的な規範がないからだと思う。本や人の話を参考に、そのコンテンツを自分にコピペすればそりゃ頭には入るが、経験上、そういうのは、うわべだけの間接仕事の役に立つことはあっても、何か成果物を生成する作業においては全く役に立たない。自分の規範は、その作業を通して、自分自身で醸成するものだ。具体的作業と結びついた、具体的作業を抽象化した規範じゃないと、規範と作業の関係がわからないから、規範だけ知ってても意味が無い。(そういった意味で、具体的ノウハウのない抽象的な仕事術系の本=いわゆるビジネスポルノって完全に無価値だと思う)もっとこの仕事を続けていくと、徐々にわかってくるのだろうな。未だ模索中。

ミャンマーで、ひとつ論点が出てきた。とりあえず、もらった情報の正否を確認する。訂正する。訂正後の情報を受取る。前提を整えた上で、しばらく考える。(50秒ぐらい)法律の問題なので、安定して普通で問題が少ないのはどの方法か、選択肢ごとの優劣は何か、論点はこれらの総合判断だ。仮の結論を持ちつつ、論点含めざっくり文章にまとめて、現地の専門家へ照会、すぐ回答を受取り、同じ意見。なれた仕事だと、間違いのないプロセスと洗練された規範があるから、効率的かつ自信を持って進めることができる。

スポーツの上達の最善手は、集中して、できるだけ長い時間、良い練習をすることだ。当然同じように、仕事上の技術習得にも、=効率性×回数・時間という式が成り立つのだなーと実感した。当たり前だけど、実感しないとわからないし、実感し続けないと忘れるな。

 

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